うつ病チェックで早めの対応が肝心 【休ませることが一番有効】

心の病は自己診断から

ハート

おかしいと感じたら動き時

高ストレス社会に蔓延する心の病、うつ病。昨年の国内での患者数は111万人であり、この20年間で実に3倍近く増えた深刻な現代病です。もちろんこれは医師による診断が為された患者だけであり、診察を受けていない人、あるいは予備軍などを加えると、この数字はもっと大きく膨らむと考えられます。これだけうつ病が蔓延するのは、過酷な労働環境による心身の酷使や、将来への不安、人間関係の不和など多岐に渡り、個々人ごとに原因が違うため対処が難しいことが背景にあります。それに加え、昨今問題となっているのは社会の不理解でしょう。心の病であるうつ病は一見すると健康な人に見えるため、患者がどんなに辛いと感じていても、周囲に汲み取ってもらえないことが多いのです。うつ状態の辛さは当人にしか分からず、周囲の人々が心の状態をチェックするのは難しいために起こってしまう齟齬でしょう。特に人間関係の不和が原因となっている場合これは顕著で、職場や学校などで生きづらさを覚えている方は数多くいらっしゃいます。では、本人の辛さを周囲の人々がチェックする方法は存在しないのでしょうか。うつ病の啓発のため、厚生労働省はうつ病のセルフチェック情報を発表して注意喚起を呼びかけています。例を見てみましょう。厚労省によるうつ病セルフチェック項目は数点あり、「朝起きて仕事、学校に行くのが億劫」だとか「何かをする気力が起きない」等の項目が並んでいます。健康な人でも当てはまることの多い項目ではありますが、いわゆるうつ状態にある患者はかなりの部分が該当することになります。実は医師による診断でもこうしたチェック項目を使うことがあり、あくまでも本人が「どれほど辛さを感じているか」が焦点とされています。医師による診断ではこれに加えて血液検査を行い、患者の自己申告と生理学的見地から総合的に診断するのが基本です。他の様々な病気と同じで、早期発見する、あるいはうつ病を自覚することが治療の第一歩とされています。そのためには早めに気付くことが肝要です。「他の人は自分より頑張っているのに、どうして自分はダメなのか」等、ネガティブに考えてしまうこともあるでしょうが、自分の辛さは自分にしか分からないものです。先のセルフチェックなどを用いて、少しでも自分の心身がおかしいと感じたら迷わず心療内科や専門機関を受診することをお勧めいたします。

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